債務整理のブラックリスト期間はいつまで?いつ消えるか確認できる?
債務整理するとブラックリストに登録されるため、借入ができなくなってしまいます。
違法なヤミ金以外の金融機関は、貸付の際、信用情報機関に信用状況を照会することを法律で義務付けられています。
そのため、債務整理を行うと借入ができないのです。
債務整理してもブラックリストに載らない完済後の過払い金返還請求
唯一の例外は、完済後の過払い金返還請求です。
すでに全額返済している状態ですので、債務整理を行えば、確実に過払い金が発生しますし、ブラックリストにも載りません。
債務整理後でも普通に借入できるので、特に影響はありません。
尚、便宜的にブラックリストと呼ばれていますが、実際にそういった名前のリストがあるわけではありません。
信用情報機関で管理・保管されているデータに、「異動情報」といった形で事故者として登録されているのです。
債務整理後、ブラックリストがいつ消えるか確認できる?
債務整理したらブラックリストに載って、新たに借入できないのは仕方ないにしても、それはいつまでなのか気になりますよね?
債務整理の種類と、信用情報機関ごとにブラックリストが解除されるまでの期間は異なります。
ブラックリスト期間が過ぎたら、それぞれの信用情報機関に問い合わせを行い、信用情報の開示して貰えば、ブラックリスクが消えたか確認は可能です。
信用情報機関の公式サイトのURLを掲載しておくので、参考にしてください。
債務整理のブラックリスト期間はいつまで?
債務整理手続きには、いくつかの種類が存在ます。
任意整理、自己破産、個人再生、過払い金請求、特定調停、などです。
ブラックリスト解除までの期間は、滞納が解消された方法、信用情報機関によって違います。
滞納解消方法とは、自己破産の場合は免責決定、それ以外の債務整理手続きは借金の完済です。
そこから一定期間が経過して、初めてブラックリストが解除されます。
では、滞納したままだと、どうなるのでしょうか?
債務整理せずに滞納したままではブラックリストは解除されない!
借金返済が滞ったままでは、ブラックリスト解除はできませんので、いつまでたっても借入できないままです。
支払いできないなら、債務整理を行って、まずは滞納を終わらせる必要があります。
過払い金請求は、そもそもブラックリストに載りませんので、任意整理、個人再生、特定調停の場合が、滞納完済が条件となります。
いずれも債務整理の手続き後、3年程度を目途に、貸主を和解した残高を返済する方法です。
返済が長引けば長引くほど、ブラックリスト解除も遅れます。
なるべく早く完済できるよう、努力は必要です。
債務整理したらブラックリスト登録される信用情報機関と確認
信用情報機関は3ヶ所で、金融機関は、以下のいずれかに加盟しています。
信用情報機関に照会すれば、ブラックリストの登録状況や、いつ消えるかが確認できます。
JICC(日本信用情報機構)は消費者金融などのブラックリストが登録される
消費者金融を主として、信販会社、クレジットカード会社などが加盟しています。
公式サイト:https://www.jicc.co.jp/
CICは信販会社・クレジットカードのブラックリストが登録される
信販会社・クレジット会社を主として、消費者金融なども加盟しています。
公式サイト:https://www.cic.co.jp/
KSC(全国銀行個人信用情報センター)は銀行のブラックリストが登録される
銀行、信用金庫、信用組合、農協、信用保証協会、政府系金融機関などが加盟しています。
公式サイト:https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/
債務整理後に借入できるようになるブラックリスト解除までの期間は?
ブラックリスト解除までの期間は、借入先と滞納を解消した方法によって異なります。
基本的には5年ですが、1年、10年といった場合もあります。
滞納後完済(または時効の援用)した場合のブラックリスト解除までの期間
JICC | 完済から1年経過後 |
CIC | 完済から5年経過後 |
KSC | 完済から5年経過後 |
自己破産後に免責決定の場合のブラックリスト解除までの期間
JICC | 免責から5年経過後 |
CIC | 免責から5年経過後 |
KSC | 免責から10年経過後 |
上記の期間が経過したら、自分が借入していた金融機関が加盟していた情報機関に開示請求して、ブラックリストが解除されているかどうか確認してみましょう。
事故情報が消えていれば、債務整理の禊は終了です。
債務整理後、ブラックリスト解除されても住宅ローンは避ける!
ブラックリストが解除されたからといって、いきなり審査の厳しい銀行系カードや住宅ローンの借入申込は時期尚早です。
ブラックリストが解除されたばかりの状態は、まったくクレジットヒストリーが存在しません。
年齢にもよりますが、審査の厳しい金融機関では、債務整理歴を疑われて、審査に通らない可能性もあります。
まずは、比較的審査の甘い流通系のクレジットカードに申し込んでみましょう。
1年ほどクレジットヒストリーの実績ができたら、後は通常の審査があるだけです。
自分の職業・収入などを考慮して、カード申込や住宅ローンなどを検討すると良いと思います。
債務整理で返済中、ブラックリストでも借入できる?
返済中はブラックリストに登録されたままなので、借入はできないです。
もちろん、違法な闇金業者などは別ですよ。
きっと喜んで貸してくれると思います。
闇金は、まともな金融会社では借入できない人にお金を貸すのが商売ですから。
ただ、取り立ても半端なものではないようです。
一般人が手を出すと、生活が滅茶苦茶になって、それこそ本当の借金地獄におちてしまいます。
特に自己破産した人は、闇金の注意する必要があります。
自己破産すると官報に記載されるのですが、闇金はその情報を入手して、借入を勧誘しているからです。
債務整理は、生活を立て直すための制度です。
返済が苦しいからと言って、また借入して借金を増やしていたのでは、いつまでたっても生活を立て直すことはできません。
任意整理や個人再生の返済中で支払いが苦しいのなら、借入するのではなく、自己破産に切り替えるのも有効な手段です。
債務整理してブラックリスト期間のクレジットカード
いくら生活を立て直すためとは言え、現代ではクレジットカードがないと、相当な不便を強いられますよね。
どうしても現金だけの生活が難しいなら、デビットカードを作ると便利です。
管理人もVISAデビットカードにはお世話になっていますが、デメリットもありませんし、作って損はありませんよ。
VISAデビットカードは債務整理してブラックリストでも作れる!
VISAデビットカードとは、キャッシュカードに決済機能を付与したJ-Debitではなく、クレジットの世界ブランドVISAが提供するサービスで、銀行口座からの即時引き落としに対応した、クレジットカードです。
債務整理したら借入できないのはクレジットカードも同じです。
ところが、VISAデビットカードは銀行からの即時引き落としなので、借入ではありませんし、そのためカード発行のための審査もありません。
債務整理していても、ブラックリストに登録されていても、借入できるできないに全く関係なく、クレジットカードと同様に利用できるのです。
ここでは、VISAデビットを紹介しましたが、Master、JCBにも同様のサービスがあります。
債務整理ブラックの人におすすめのVISAデビットカード一覧
VISAデビットの仕組み上、発行は全て銀行本体です。
カード |
名称 |
年会費 |
還元率 |
|
楽天銀行 |
1,000円 |
0.20% |
|
SURUGA |
無料 |
0.20% |
|
JNBカードレスVisaデビット | 無料 |
無し |
|
あおぞら |
無料 |
0.25% |
|
りそな |
525円 |
0.14% |
支払いのために借入を繰り返したり、利息ばかり払っていても永遠に苦しい生活が続くだけです。
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